https://www.cscd.osaka-u.ac.jp/co/2020/000921.php から引用しました。
マイノリティと呼ばれるひとたちもいろいろです。
「障害」とひとことでいっても、ひとりひとりちがいます。
みえやすいものもあれば、みえにくいものもある。
「女性」、「障害がある」、「LGBTQ」、「外国籍」、「路上生活者」…
どれも、かんたんに ひとくくりにすることはできないうえに、かさなっていることもあります。
他方で、「個性」、「ダイバーシティ(多様性)」、「グラデーション」、「エンパワメント」など、
当事者たちから発せられたことばでありながら、あいまいに問題を一般化させる標語として使われ、どんどん一人歩きしています。
こうしたことは、いったい、なにをみえなくさせ、なにを語りにくくさせているのでしょう?
それはだれのことばを奪っているのでしょうか?
こうした問題をかんがえるために、2020年12月から2021年3月まで、
あらためて”多様性”を問い、かんがえるための連続イベントを企画します。
あらためて”多様性”をかんがえる連続上映会&対話
障害の「ある」ひとと「ない」ひとがいっしょに舞台にたって表現する。
そんな謳い文句を掲げる「エイブルアート・オン・ステージ」への挑戦として、
2005年に活動がはじめられた「マイノリマジョリテ・トラベル」。
2006年にパフォーマンス作品「東京境界線紀行『ななつの大罪』」が上演され、
その10年後の2016年には映画『記憶との対話〜マイノリマジョリテ・トラベル、10年目の検証〜』が発表されました。
いま、いろんな場所で、いろんなひとたちと、あらためてこの映画を観てみたいと思います。
そして、障害がある/ない、をふくめた、わたしたちのあいだにある〈ちがい〉は、
どのようにみえたり、みえなかったりするのか?
そして、それを表現するとはどういうことなのか?
マイノリマジョリテ・トラベルの代表で、映画の製作者をつとめる作曲家・樅山智子さんをまじえて、語りあいます。
あらためて”多様性”をかんがえる連続上映会&対話 スケジュール
映画紹介(15分)、上映会(61分)、対話(70分〜90分) ゲスト:樅山智子(作曲家) 進行:ほんま なほ(大阪大学COデザインセンター)
2020年12月19日 15時〜18時 兵庫県東灘区文化センター会議室1
2020年12月22日 18時30分〜21時 大阪市生野区NPO法人クロスベイス
2020年12月23日 19時〜21時30分 大阪市西成区ゲストハウスとカフェと庭ココルーム
*各会場 参加費無料。定員12名。マスク着用、手洗い、距離の確保、換気など、新型コロナウィルス感染予防対策を徹底して実施します。
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