『未来のアートと倫理のために』
今井朋×樅山智子×あかたちかこ
「誰と、どうやって、手を結ぶ? アウトリーチ再考」論評
奥山理子(みずのき美術館キュレーター、Social Work / Art Conferenceディレクター)

https://www.kyoto-seika.ac.jp/art_humanrights/online_comment04.html より引用

鼎談の中にもあったが、マイノリティ性を持ったコミュニティで活動を行っていくと、「その活動がアートでなくてはならない理由」が揺らぐことがある。それは、現実的で具体的な課題解決が鍵を握っていることが自明な場面に出くわしたり、アートだけの問題ではない人の尊厳の部分に触れたりする時に生じる。そのような葛藤に立ちすくみかけた時には、樅山智子氏が語った「倫理的な態度の中にこそ美がある」という考え方を何度も反芻したい。これは、創造的な協働活動の未来を支える大切な指針となるだろう。

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