https://akitacc.jp/event-project/210710/ より引用

ちがうまま集まり、つくること
映画『記憶との対話〜マイノリマジョリテ・トラベル、10年目の検証〜 』の上映・トーク
(「未来の生活を考えるスクール」第1回・第2回)

「未来の生活を考えるスクール」では、今よりちょっと先の生活を考えるためのトークイベントやワークショップ等を開催し、新しい活動のステップとなるような機会を目指しています。


今年度の第1回目・2回目は、映画『記憶との対話〜マイノリマジョリテ・トラベル、10年目の検証〜』の上映とトークを行います。秋田市文化創造館は、誰でも自由に入って過ごすことができる場所。図書館やサービスセンターなど、地域にある施設も同様です。
では、どのような環境であれば「創造」が生まれるのでしょうか? また、そこで生まれる「創造」とはどんなものでしょうか? 「誰でも」「すべての人」というのは、誰が決めて判断するのでしょうか? 時に「創造」が重んじられる、または軽んじられるのはなぜなのでしょうか?
当たり前に使われている言葉の前で立ち止まり、もう一度つぶやいてみる。その一つのきっかけとして、映画を見て話してみたいと思います。

第1回 見て、聞く
全国各地で行っている上映会の様子や上映を通して生まれた議論について、また、様々な背景を持つ人たちと共に「つくること」についてトークセッションを行います。
日時|2021年7月10日(土)16:30〜19:30
定員|50名(事前申し込み制)
会場|にぎわい交流館AU 3階多目的ホール
参加費|無料
登壇|樅山智子(作曲家、アーティスト、マイノリマジョリテ・トラベル・クロニクル実行委員会代表)、ほんまなほ(フィロソファ、大阪大学教授、ガムラン奏者)、岩井成昭(美術家)
スケジュール|
 16:00 開場、受付開始
 16:30〜16:35 導入
 16:35〜17:10 樅山さん・ほんまさん・岩井さん自己紹介、映画についての説明
 17:15〜18:20 映画上映
 18:30〜19:30 トークセッション(樅山さん・ほんまさん・岩井さん)

第2回 見て、話す
映画の感想を他の人とも分かち合う、自身の環境や関心に引き付けて考える、など映画を見た後に残って話し合う場を設けます。
日時|2021年7月11日(日)13:00〜17:00
定員|10名(事前申し込み制)
会場|にぎわい交流館AU 4階研修室6
参加費|無料
登壇|樅山智子、ほんまなほ
スケジュール|
 12:45 開場、受付開始
 13:00〜13:05 導入
 13:05〜13:50 樅山さん・ほんまさん自己紹介、映画についての説明
 14:00〜15:10 映画上映
 15:20〜16:50 参加者の皆さんとの対話
 17:00 終了

「マイノリマジョリテ・トラベル」と映画について
2005年、作曲家・樅山智子の呼びかけで立ち上げられた「マイノリマジョリテ・トラベル」は、社会における〈障害〉と〈健常〉の二項対立的な概念に対する問題提起を行いました。東京で、「自らの特徴や背景が社会の構造から排除されているが故に、生活において〈障害〉を経験したことがある人、そしてその〈障害〉を魅力と捉えてカムアウトした上で表現活動を行える人」を公募し、様々なマイノリティ性を自認する表現者たちが集います。そして2006年、パフォーマンス作品「東京境界線紀行『ななつの大罪』」を創作・上演しました。10年後の2016年に発表された映画『記憶との対話〜マイノリマジョリテ・トラベル、10年目の検証〜』は、パフォーマンス制作時の記録映像とその後の関係者インタビューで構成されており、映画上映の際にトークイベントや対話の場を設けることを前提につくられています。

『記憶との対話〜マイノリマジョリテ・トラベル、10年目の検証〜』
監督:佐々木誠
製作総指揮:樅山智子
製作:マイノリマジョリテ・トラベル・クロニクル実行委員会
2016年/日本/61分
http://www.mimajo.net/
こちらのウェブサイトで、予告編をご覧いただけます。


○申し込み方法
参加をご希望の方は、下記のフォームもしくはお電話にてお申し込みください。申し込みはこちら

○問い合わせ先
秋田市文化創造館
電話:018-893-5656(9:00~21:00/毎週火曜休館)
メール:info@akitacc.jp

○会場アクセス
にぎわい交流館AU
〒010-0001 秋田県秋田市中通1-4-1
・JR「秋田駅」西口から徒歩10分
・路線バス「千秋公園入口」「中通一丁目」「中通二丁目」下車徒歩約3分
・お車の場合は、隣接の「なかいち駐車場」をご利用ください。※30分まで無料、1時間につき100円

樅山智子(もみやま ともこ)
作曲家、アーティスト、マイノリマジョリテ・トラベル・クロニクル実行委員会代表。世界各地の芸術祭や文化機関から委嘱を受け、人と環境の関係性を問うサイト・スペシフィックなプロジェクトを展開する。スタンフォード大学にて作曲と文化心理学を学び、文化庁新進芸術家としてオランダ王立ハーグ音楽院作曲科にて研修。周縁化された人々や異分野の専門家等と協働し、対話を媒介しながら複数の物語を紡ぎ合わせることで、非人間中心主義的なパラダイムから世界を聴くための新たな共同体の音楽を探求している。www.tomokomomiyama.com

ほんまなほ
フィロソファ、大阪大学教授、ガムラン奏者。ジャワガムラン合奏グループ、ダルマブダヤ、マルガサリのメンバーとして、伝統音楽から新作まで幅広いレパートリーによる国内外での演奏に出演。現在は歌や詩などの共同創作に取り組む。また大阪大学COデザインセンターを軸に、ひととひととがつながるための新しい大学・大学院教育のプログラム創成に従事し、臨床哲学を専門に、対話、こどもの哲学、身体・音楽表現などの教育研究を行う。著書『哲学カフェのつくりかた』『こどものてつがく』(共編著)ほか、『アートミーツケア叢書』を監修。

岩井成昭(いわい しげあき)
美術家。1990年より国内および欧州、豪州、東南アジアの特定コミュニティの調査をもとに、映像、音響、テキスト、ワークショップなどを複合的に使用した視覚表現を展開する。近年は離れた世代間を繋ぐワークショップ・デザインや、多文化環境における移民と受入コミュニティとの相互交換性の調査を進める。2010年よりプロジェクトベースの「イミグレーション・ミュージアム・東京」を主宰し、継続中。秋田公立美術大学教授。

主催|秋田市文化創造館
グラフィックデザイン|木村優希(むすぶ企画室)

【新型コロナウィルスの感染予防・拡大防止対策のお願い】
– 来場の際にはマスク着用をお願いいたします。
– 発熱等の風邪症状や息苦しさ、味覚・嗅覚の異常などを感じる場合は参加を控えてください。
– 参加にあたっては、その他必要な感染防止対策に努めてください。

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