詳細は以下のリンクをご参照ください。https://setagaya-pt.jp/programs/24831/

①レクチャー「多様な背景をもつ人による表現活動の実践例を知る」/講師・長津結一郎

東京オリンピック・パラリンピック開催決定以降、障害のある人たちによる表現活動が全国的に活発化してきました。また、ほぼ時を同じくして、厚生労働省の障害者芸術文化活動普及事業がはじまり、障害者芸術文化活動支援センターが中心となって、全国での障害のある人たちの芸術文化活動を支える仕組みづくりが推進されてきています。けれど、障害のある人たちによる表現活動は、それ以前からも様々な場所で実践されてきました。
今回講師としてお招きする長津結一郎さんは、2000年ごろから障害のある人たち、多様な背景をもつ人による表現活動に関心を持ち、長いスパンの中で関わってこられました。そんな長津さんの視点から改めて、この25年で多様な背景をもつ人たちの芸術活動がどのように実践されてきたのか、その活動がどのように社会の中で位置づけられてきたのかを伺います。具体的事例を参照しつつ、この先の展開についてみなさんと考えたいと思います。

②映画『記憶との対話〜マイノリマジョリテ・トラベル、10年目の検証』を見て語る会

「どこからどこまでが〈障害〉で、どこからどこまでが〈健常〉なのか。その境界線は、誰が引いているのか。」2006年、様々なマイノリティ性を自覚するパフォーマーたちと共に、1日がかりの公演を通して観客にそう問いかけたマイノリマジョリテ・トラベルの「東京境界線紀行『ななつの大罪』」。この伝説的パフォーマンス作品を10年後の社会から振り返り、再考したドキュメンタリー映画を上映します。映画の製作総指揮でありマイノリマジョリテ・トラベル主宰の樅山智子さん、本作監督の佐々木誠さん、そして制作/研究者として関わられている長津結一郎さんとともに、ひとりひとりが日々行なっている「線引き」について、映画を観ながら考えてみたいと思います。

『記憶との対話〜マイノリマジョリテ・トラベル、10年目の検証〜』
監督:佐々木誠
製作総指揮:樅山智子
製作:マイノリマジョリテ・トラベル・クロニクル実行委員会
2016年/日本/61分/日本語字幕付
http://www.mimajo.net/
(こちらのウェブサイトで、予告編をご覧いただけます)


日程 ①レクチャー 2025年2月21日(金)18:30〜21:00
②映画上映 2025年2月22日(土)13:00〜17:00
※①②いずれか単体のお申込み可

「多様な背景をもつ人による表現活動〜レクチャー&映画上映〜」SPTラボラトリーレクチャー
講師
長津結一郎(九州大学大学院芸術工学研究院准教授)
樅山智子(作曲家、マイノリマジョリテ・トラベル・クロニクル実行委員会代表)
佐々木誠(映画監督/映像ディレクター)

場所
世田谷パブリックシアター 稽古場
対象
どなたでも
定員
①②各50名
※先着順に受付
受講料
①1,000円
②1,000円
※当日支払い。現金のみ

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